こんにちは。島犬といいます。
今回は古文について記事を書きたいと思います。
前提として古文は、国語の現代文、古文、漢文の科目の中では一番標準偏差が大きい科目です。
つまり、勉強した人とそうでない人で差がつきやすいということです。
また、同じ古典の漢文に比べて3〜4倍の勉強量の確保が必要になってくることも特徴です。
実際古文に関しては自分は、色々試行錯誤してきた自覚があり、正直現役時代効率が良く学習できたとはあまり思えません。
古文を受験のために勉強を始めたばかりの頃は「こんなん読めるようになるんか、、、」って思ってましたし、「文法と古文単語覚えたのに大して読めるようにならない」と思うこともありました。
それでも紆余曲折を経て、浪人時代やもう一度医学部を受験したときはマーク式模試の古文でコンスタントに9割前後の点数は取れるようにはなりました。
これまでの大学入試系の記事は高得点を狙う人のために書いたものでしたが、古文については勉強量が多いor(特に理系の人)高得点を狙うには負担が大きくなると思うので、平均点狙いの人と差をつける高得点狙いの人で分けて紹介したいと思います。
また、古文は他の科目と違い記事が長くなってしまったので、2部構成にしました。
☆対策の概略
①古文文法→②古文単語→③古文構文→④問題演習→(+⑤テクニック本)⑥過去問の順番で対策します。
共通テスト平均点狙いの人は、③と⑤は省略して良いです。
特に、高得点を狙う人(共通テスト9割以上狙い)は③を抜かさないこと。
①古文文法
最初に古文文法をやります。
古文文法の参考書に関しては、薄い書き込みノート式のものを使って一週間くらいで一気に完成させてしまうのがおすすめです。
これに関しては、ダラダラとやるものではないと思います。
目標は、問題集の問題を瞬殺で解けるようになることはもちろん、助動詞の活用の表(未然形、連用形、終止形...の表)を淀みなく言えるようにすることです。
短期で数周してある程度覚えたと思ったら、本番までに定期的に復習します。
以下古文文法のおすすめの参考書を列挙します。
参考にしてください。
・古文文法ステップアップノート 河合出版
僕が現役受験の時、再受験の時に使用しました。使用した理由はこの参考書が当時有名だったからです。それでも最低限の古文文法の知識は身につくので悪くなかったかなと思います。
・自分で作る新・古典文法サブノート二色刷 日栄社
今自分がもう一度受験をするならこれを使うと思います。薄くコンパクトで短時間で仕上がると思います。おすすめ。
・必携古文文法ハンドブック Z会出版
・望月古文教室 古文文法編 Gakken
こちらは③以降の文章を読む際の調べ物用に使います。
上記の参考書を使って、問題集や過去問など古文の文章を読んでいて文法事項についてわからない時に調べます。文法のノートや問題集で覚えた知識が繋がってくると思います。
②古文単語
結論から言うと、古文単語は500語から600語覚えるのが良いです。
共通テストレベルなら200語から300語くらいの単語帳で良いといっておすすめしている人もいますが、それは文脈から推測をしているのであって普通はそれだけでは不足してしまうでしょう。
語彙が多くて困るということはないのです。
なお、古文単語が覚えにくい場合は、ゴロを用いた単語帳を併用しましょう。
ゴロ本を使えば3日くらいで一気に入試頻出の古文単語を覚えることができます。
ゴロで覚えるのは邪道だとかいう人もいますが、個人的には大量の単語を短時間で覚えられるから便利だと思います。
僕も古文単語はゴロを併用して覚えましたし、実際2次試験の記述式の問題にも古文単語に関してはゴロで十分だったと思います。
結局、ゴロで覚えようが、通常の単語帳を使おうが最終的に覚えるべき内容は同じなので、、
別にゴロで覚えたらから得点が下がるみたいなこともないので安心してください笑。
要するに、ゴロ本でもなんでもいいので、500〜600語の入試頻出の意味を瞬発的に言えるようにすることがこの時点での目標です。
以下おすすめ参考書を列挙します。
・古文単語フォーミュラ600 東進ブックス
・GROUP(グループ)30で覚える古文単語600 語学春秋社
どちらもオーソドックスな形式の古文の単語帳。どちらを使ってもいいと思います。
・読み解き古文単語 Z会出版
速読英単語の古文バージョン。収録単語数も500語以上あり、十分。
・二刀流古文単語634 旺文社
収録語数は、634語と多い。これも速読英単語のように文章の中で頻出出典を読みながら古文単語を覚えることができます。
以下、ゴロ本。
・べック式!ゴロ覚え古文単語600 Gakken
・古文単語565 プレミアム アルス出版
どちらも600語近くの単語をゴロで一気に覚えられるのでおすすめ。
ゴロゴはプレミアム版の方が収録語数が多いからおすすめ。
part.2につづく。