9ヶ月〜ガチ文系初学が医学部合格に使った化学参考書

こんにちは。シマイヌといいます。

今日は、僕が医学部受験時代に使っていた化学の参考書を紹介したいと思います。

 

僕が医学部を目指したのは前の大学3年3月で、

現役時は国立文系志望で理科は地学を選択していました。

しかし地学は医学部入試では使えないので、化学、物理、生物のうち2科目を選択することになります。

高校時代に前課程の生物Iを授業で履修していたこともあり、生物は即決しました。

当時の理科のレベルは化学はベンゼン環って何?モルって何?物理意味わからん、みたいな感じでした。また、生物は高校で授業を受けたことはあるものの、受験科目として使っていなかったため朧げに記憶がある程度でした。

 

受験しようと決めた3月に、最初に試しで解いてみたセンター試験は化学10点、物理20点、生物30点くらいだったと記憶しています。

だから化学と物理のどちらを入試科目にするかを見極めるために4月の1ヶ月は化学、物理、生物全部勉強していました。

しかし、学習中、物理がどうしても取っ付きづらく感じたので化学を選びました。

ただ、化学って分野が、理論、無機、有機と分かれていてめちゃ量が多いですよね。消去法で選んだ故にかなり苦痛な科目でした。

それでは使った参考書を紹介したいと思います。

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・照井式解法カード(Gakken)

僕が最初に使った参考書。化学の授業も受けたことないので、1周目読んだ時は何のこっちゃ意味が分かりませんでした。ただ、理論は計算問題があって、無機は物質の性質、有機はなんかベンゼン環の反応が出てくるんだな〜くらいのことがわかって化学の全体像は掴めた気がします。

その結果センター試験や二次試験の問題を見てもどの分野からの出題なのか程度のことはわかるようになりました。

5月までに1周しました。

ただ、この段階では本書掲載の練習問題は解けませんでした。(二次試験レベルの問題が収録されていたため)

ちなみにこの段階でセンター試験の過去問を解いてみたら4割くらい取れるようになっていました

・重要問題集 化学(即座に挫折)

6月に入り当時医学部在学中だった弟に勧められて、照井式解法カードの次にやりました。しかし、解説が当時の自分には分からず4ページくらいで挫折しました。そして、それ以降受験で使うことはありませんでした。

ネットとかでもよくおすすめされているのを見かけますが解説がそれほど詳しくないので、個人的に独学かつ初学の人にはおすすめできないです。

(今見ても解説に一貫性がない気がします。重要問題集はやはり独学にはあまり向いていない気がします。)

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・基礎問題精講 化学(旺文社)

神本。問題数が少なくて(約100問)重要なテーマがまとまっている。解説が丁寧だから参考書的にも使えます。最初からこれをやればよかったと思いました。

6月に1周しましたが、照井式で朧げながら掴んだイメージが繋がって来ましたね。8月初めに模試を申し込んでいたので、7月までに3周しました。照井式を読み返してもよくわかるようになっていて手応えを感じていました。

 

ちなみに、8月に受けた全統マーク模試は

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77点でした。偏差値も60を超えました

医学部志望なのに、マーク77点雑魚(笑)と思われる方もいるかもしれませんが、4月に10点、5月末時点でも40点だった僕にとっては大きな成功体験になりました。

しかし、センター試験の過去問や二次試験の過去問を解いても出題される分野によって点数にムラがありました。(まあ、問題100問くらいしか解いてませんからね笑)

・らくらくマスター 化学(河合出版)

合計300問。下は用語の確認レベルから上は簡単な二次試験レベルまで入っていました。分野による偏りをなくすため、9月後半くらいから問題数を確保するために使いました。

ただ、解説は薄めで問題数は多めなので初学者がいきなりこれに入ると少し苦労するかもしれません。基礎問題精講の後に取り組んだので、自分にはちょうどよかったです。

11月くらいまで4周したらセンター試験レベルでは8割〜9割は安定してきました。

・標準問題精講 化学(旺文社)

11月の記述模試前に二次試験対策のために買いましたが、使用中センター直前に突入したのでタイムアップでした。二次試験レベルの問題が約100問入っていました。

僕は理論、無機だけ1周しました。難易度はかなり高いと思います。多分これを極めれば難関大の二次試験もそこそこ戦えるのでは??と思います。

センター試験が面白いほど取れる化学(KADOKAWA)

センター試験対策に12月から使用しました。結構分厚いですが、僕は解説は飛ばして問題だけ解いたので、それほど時間はかかりませんでした。4周くらいしました。

その後、1月に受けたセンター試験の結果は

 

 

 

 

71点(笑)でした。(模試過去ワースト更新)

やっぱり本番って分からないなってのが感想ですね。

これでも結果的に受かったから良かったですが、落ちていたら完全に戦犯でした。今考えればまだまだ問題数の網羅が足りてなかったんだと思います。

 

★総括★

・化学は、物理や生物に比べて分量が膨大!(生物に比べて体感2倍くらい多い)

・理系の真面目でできる受験生が選ぶ科目だからコスパが悪い。暗記、計算、作図とするべき作業が多い。

・大量の基礎問題を予め瞬時に解けるようにしておくことがコツ。

 

参考になれば幸いです!